徘徊防止の鍵があることをご存じですか?
最近、認知症や痴呆のお年寄りの「徘徊」に頭を悩ませているという声をよく耳にします。
「入浴中や食事の支度中に、家を出て行ってしまう」「夜間、明け方に気づくといない」など、目が行き届かない時間帯に出て行ってしまうことが多いようです。徘徊先での事故も多く発生しており、命の危険性を考えると、認知症患者の徘徊は軽視することはできません。
徘徊感知機器を使用するのもひとつの手ですが、「夜中に感知機器のアラームで眠れない」「アラームが鳴って見に行ったらもういなかった」等の問題もあるため、徘徊そのものを防止する策としては適切とは言い切れません。
そのような問題を抱える方々の解決の一助として、徘徊防止用の鍵があります。その鍵は、ご家族の方だけが開閉できるようになっているので、室内から対象者が勝手に出て行くことができません。
夜間など、ご家族がケアできない時間帯でも、この鍵があれば徘徊を防止することができますよ。引き戸にも対応可能で、ドアの厚さや形状に合わせた鍵を取り付けることができます。
また、、玄関ドアだけでなく、室内ドア、窓や勝手口などにも取り付けることが可能です。最近では、勝手にお風呂に入ってしまわないよう、浴室の鍵をかけたいという要望にもお答えしています。
ただし、徘徊防止の鍵を取り付けると、ご家族の方が閉じ込められてしまったり、事故や災害が起こった際の避難、救出が困難になる場合があります。設置の際には、設置後の運営ルールについて、ご家族でよくご検討されることをお勧め致します。
徘徊防止用の鍵の種類
徘徊防止用として多く使用されている鍵は以下のようなものがございます。
サムターン脱着式・・・サムターン(内側の鍵のつまみの部分)を外してしまう方法です。サムターンを戻さないと鍵の開閉はできません。
両面シリンダー式・・・ドアの内側にも鍵穴があるものです。内側も鍵がないとあけることができません。
両面プッシュ式・・・10キーへ暗証番号を入力するタイプです。大人数で鍵を持ちたくない場合などにお勧めです。
メインで使用している鍵を交換することも可能ですが、現在使っている鍵にプラスして補助錠を増設する事も可能です。
弊社では、徘徊防止だけでなく、防犯性にも優れたものをご用意しておりますので、外からの進入が心配な方も安心して使用することができます。
どのような鍵をつけたら良いかわからないという場合は、是非、鍵の特急マスターにご相談ください。