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いざというときに知っておきたいダイヤル式金庫の構造・仕組み

ダイヤル式金庫の錠が壊れたと感じたときの対処法

いざというときに知っておきたいダイヤル式金庫の構造・仕組み

ご家庭やオフィスなどで使用されているダイヤル式金庫が開かなくなった時の対処法ですが、金庫鍵は壊れておらず「ダイヤル操作法を誤っていて金庫カギが開けられない」といったケースは思いのほか多いものです。実際に弊社スタッフが暗証番号通りに操作したところ、何事も無く開いてしまうというケースは多数存在します。このページでは「ダイヤル式金庫の錠が壊れたと感じたときの対処法」をまとめていますので参考にしてください。

誰もダイヤル操作して開けたことがない金庫

操作方法以前の問題としては、ガムテープなどでダイヤルを止めて「シリンダー錠のカギだけで施解錠している金庫」があげられます。このパターンにお心当たりのある方はかなり多いと思いますが、オーナーや責任者がこのような使用法にしてしまった金庫は、開かなくなることが怖いため誰も正しい使い方に戻そうとはしないものです。そうこうしているうちに担当者の入れ替わりなどで「ダイヤルを回して金庫を開けた経験のある人が誰もいない」といった状況は発生します。このような金庫のダイヤル位置が何かの拍子で動いてしまい、「暗証番号どおりに操作したつもりだが開かない」となりがちなのです。

ダイヤル式金庫の開け方

「暗証番号は分かるが開かない」金庫には以下の方法を試してみてください。仮に暗証番号が「右4回40、左3回07、右2回50、左1回38」だったとします。この時右回りで始まり順次逆方向へ回すことと、回数が4、3、2、1、と減っていくことに留意してください。基本的に国産の金庫は時計回りに目盛りが振ってあり、最初に回す方向は右側です。また回す回数は4回、3回、2回、1回、となっています。このため暗証番号として「40、7、50、38」としか記載されていない場合でも、それぞれ4回、3回、2回、1回、で行えば開くケースが多くあります。最初の右回りに関しては、ダイヤル錠のリセットを行うものですので4回以上であれば問題ありません。多めに回してOKですので4回以上回して最初の番号40で止めます。この時止めるポイントはあくまでも最初の番号の40で、基準点のゼロではないことに注意してください。またダイヤル操作についての注意点ですが、必ず「所定の回転数で番号上に正確に停止」させてください。もし目盛りを通りすぎた場合は最初のダイヤルリセットからやり直しです。これらの操作を行いレバーを操作して扉が開かない場合はシリンダー錠の鍵がかかっています。シリンダーに鍵を挿し込み鍵が回る方向に回せば金庫は開くはずです。もし上記通りの正しい操作を試みて金庫が開かない場合には、ダイヤル内部の摩耗による破損などその他の原因が考えられるためプロの鍵屋にお任せください。

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