ドアクローザーの交換時に検討したい製品まとめ
玄関・屋内ドア・ビルなどに取付けられているドアクローザーは、ドアが急に閉まったり風で勝手に開くのを防ぎ、安全にドアの開閉を行なうために設置されるものです。普段は特に意識することのないドアクローザーですが、経年劣化によるサビや油漏れ、また無理な開閉を続けるなどで不具合が発生します。ドアの開閉速度が早くなり指などを挟む、閉じるときに大きな音をたてるなどが主な症状です。修理が出来る場合もありますが、基本的にドアクローザーは消耗品で耐用年数は10年から15年程度であるため、それ以上使用している場合は交換したほうが良いケースが多いと考えてください。
ドアクローザーのトラブルの種類
ドアクローザーのトラブルとして、ドア開閉スピードが速くなったり遅くなったりするといった物があります。ドアクローザーは油の粘性を利用してドアの開閉をコントロールしていますが、通常開閉速度を変更するための弁が付いていますので、調整を行なうことで改善されます。また油圧を利用するという特性から、寿命が近づくと本体から油が漏れ出す事が多くありますが、構造的に油を補充することができませんので分解修理は難しいと考えてください。
交換用ドアクローザー種類や製品
交換用ドアクローザーの種類としては、ドアを押すときの内側につけるパラレル型と、引くときの内側につけるスタンダード型、さらにドアを閉めたときに本体が目立ちにくい埋め込み型のコンシールドタイプがあります。左右兼用の製品も出ていますが、基本的にドアが右開きか左開きかによって選択するクローザーは替ります。
お勧めの交換用ドアクローザー製品
RYOBI(リョービ)ドアクローザ 1000シリーズ・S1001Pパラレル型(ストップ付)
左右兼用タイプでスクエアなデザインがシャープなイメージの1000シリーズは、ストップ装置カム式アンチフリクション機構を採用し堅牢さと取り付けシーンを選ばないデザイン性が魅力です。標準のシルバーモデル以外にも、受注生産のメタリックブロンズカラーのモデルが用意されています。参考基準価格: ¥8,900
NEW STAR(日本ドアーチェック製造)80シリーズ・P-81パラレル型
コンパクトボディながら堅牢で、上下反転させることで左右両対応可能なロングセラーモデル。開閉速度調整機能、カム式のストップ装置により角度設定が可能です。参考基準価格: ¥6,660
MIWA(美和)TRM401
コンパクトな室内ドア専用クローザーです。室内用クローザーは動作が軽いため力を必要とせず開閉が可能です。アルミダイカストボディにABS樹脂製のカバーをつけるスタイルにより、メカニカルなイメージを抑え室内インテリアにマッチさせています。参考基準価格: ¥4,858
ドアクローザー交換時の注意点
ご自身で行いたい場合は同じ品番の交換部品を選ぶことをお勧めします。古いモデルで廃番の場合は代替品を取り付けることになりますが、扉や枠に取り付けるビス穴の位置に注意が必要です。指定位置とズレた箇所に取り付ける場合は、古い穴を塞いで新しい穴を開ける工事が必要になることや、クローザーの動き調整が困難になることがあります。鍵と住宅のプロにおまかせ頂ければ、適切な製品をお選びいたしますのでお気軽にご相談ください。