店舗や事務所は鍵の管理を複数の人物が行い、頻繁に施錠・解錠するため、鍵が曲がる、鍵穴にゴミが詰まるといったトラブルに遭遇しやすい錠前です。ここでは店舗や事務所の鍵修理についてご紹介します。

鍵穴や鍵が変形したら

鍵穴や鍵が変形すると、スムーズに鍵が差し込めない、回せないといった症状が起こります。更にその状態で使い続けた場合、鍵が鍵穴の中で折れるといった最悪のケースに見舞われることがあります。店舗や事務所の鍵は、店長や管理職以外の方が鍵を管理する事も多く、致命的な状態になるまで報告が上がってこないケースは多いものです。常日頃より鍵の状態に注意させ、もし鍵に不調を感じたらすぐに周知させる様に、社内でルールを決めておくべきです。

鍵穴の調子が悪くなってしまう原因

錠前トラブルの原因が鍵穴にあるケースでは、長く使用することで起こる噛み合いのズレや、ホコリやゴミが隙間に入り込み鍵を奥まで差し込めなくなる、といったケースが多くなっています。この状態でもスムーズに動かず使い辛いのですが、ありがちなパターンとしてはそのまま無理やり使用し続け、最終的に鍵が破損し施開錠できなくなるといったケースです。

鍵の変形と汚れには注意が必要です

鍵のトラブルで最も多いのは鍵自体が曲がることです。鍵は薄い金属板ですから、施錠・解錠時に不必要な力を加えると、思いのほか簡単に曲がります。特に複数の従業員が別々の鍵を所持しているケースでは、鍵それぞれで変形箇所も異なり、鍵穴に余計に負担がかかりやすい状態です。また手垢や粘着性物質が付いた鍵を鍵穴に差し込むことも鍵穴を消耗させる原因となります。

鍵穴の点検修理方法

長く使い鍵の滑りが悪くなった錠前は、鍵穴に専用の潤滑スプレーを吹きこむことで改善します。もちろんその場合は、事前に鍵穴に溜まったゴミを取り除くメンテナンスを行います。面倒であれば定期的に鍵屋にメンテナンスを依頼するのも良いでしょう。半年に一度、年に一度といった形で、ご指定の時期に店舗・事務所内の全ての鍵を一括で行いますのでご相談ください。

店舗・事務所の鍵トラブルは錠前交換も選択肢です

店舗・事務所の鍵トラブルでは、テナントの老朽化により錠前自体が古いというケースも多くあります。その場合経年変化により内部部品が摩耗していたり、鍵も刃こぼれのように変形が生じていますので、調整・修理を行っても根本的な解決とならないケースも多くあります。
また古い錠前はピッキングやサムターン回しといった攻撃への耐性が低くいため、消耗していることが確実な錠前はまるごと交換してしまうのも良い選択肢です。老朽化した錠前を最新のものに交換するだけで、数段セキュリティ性能はアップしますので、現金や設置された高額な機器を守るためにも、事務所や店舗様には錠前交換をおすすめしています。当社にご依頼いただければ、交換の必要性も適切に判断したうえでご提案可能ですし、建具屋さんやサッシメーカーなどよりも迅速かつ安価にご対応可能です。もし鍵に関してお困りの事があればお気軽にご相談ください。