玄関のシリンダー錠をダブルロックにする意味
「ワンドアツーロック」という言葉をご存知でしょうか?これは一つのドアに2つ錠前を取り付けるという意味です。海外旅行先や映画などで、玄関ドアに頑丈な南京錠をいくつも取り付けた住宅をご覧になったことがあるかと思います。日本人から見ると少し滑稽見えてしまい「海外と日本では犯罪率やその質が違う」と思われるかもしれません。しかし近年では、高度に組織化された窃盗グループが、綿密に計画をねったうえで下見・見張り・実行犯などに別れ、複数人で犯行に及ぶケースが多くなっています。特に外国人窃盗団の場合は、思いもよらぬ手法で住宅に侵入してきますので、既に日本の安全神話は崩れたと考えて対策を行なうべきです。このことからも弊社では、玄関のシリンダー錠をダブルロックに変更されることを強くおすすめしています。
玄関鍵を厳重にすることでかえって狙われるのでは?
頑丈な玄関錠がかえって目立ってしまい、「金目の物があると思われるのではないだろうか?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかしその心配は杞憂に過ぎません。実際に空き巣を行った被疑者を警察庁が聴取し、結果を以下のとおり発表しています。それは「侵入に5分以上掛かる住宅は70%、10分以上かかる場合殆どが諦める」というものです。この結果からも、厳重な防犯体制と見えることは非常に重要で、対象から外れることはあっても狙われやすくなるということは考えにくいものです。
玄関のシリンダー錠をダブルロックにするメリット
玄関のシリンダー錠が2つある場合は、明らかに時間がかかることが想定できるため、下見の時点で対象から外れる可能性が高くなります。シリンダー錠には「耐ピッキング性能・耐ドリリング性能」といった耐攻撃性能レベルが分かれているのですが、当然ながら10分以上の耐久性をもつ高性能なシリンダー錠は高価になります。また防犯性の高いシリンダー錠ほど精密な作りですから、ホコリやゴミが鍵穴に入った場合に不具合を起こす可能性が高くなり、常日頃からのメンテナンスも必須となります。更にスペアキーの作成も難しく、街のスペアキー作成業者さんで断られるケースにも考慮が必要です。その点ダブルロックであれば、それぞれのシリンダー錠の性能がそれほど高くなくとも、十分に目的を達成できますし購入価格も押さえられます。もちろん高性能なシリンダー錠を使用したダブルロックがベストですが、廉価なものでも格段に窃盗被害に合う可能性を低く出来るのです。もし玄関のシリンダー錠をダブルロックにすることをお考えであれば、鍵と住宅のプロにご相談ください。弊社フリーダイヤルまでお電話頂ければ、365日年中無休いつでもご自宅までお伺いいたします。また窃盗犯の侵入経路は玄関だけではありませんので、合わせてご自宅のウイークポイントを見極め適切なアドバイスを行うことが可能です。