最新鍵事情 -2016-
最新式の鍵は種類が豊富で、電子錠やスマートキーなどが登場しています。スマートフォンで操作できるスマートロックもあり、セキュリティ面でも高い安全性があるのです。
生活スタイルに合わせて選ぶことで、より安全で快適な生活が送れます。
「鍵」というものを思い浮かべると、シリンダーに鍵を差し込んで施錠や解錠を行うものを想像するはずです。しかし、現在では従来の概念を覆すような最新式の鍵が登場しています。
電子錠が流行しています
広まりつつあるのが電子錠です。電子錠の種類は主にカード式とテンキー式があり、カード式はホテルのようにカードキーをドアにかざすだけで施錠や解錠が行えるもので、テンキー式はあらかじめ設定したパスワードをテンキーに入力することで施錠と解錠が行える方式です。
そして、ハンズフリーの鍵も登場しています。これはスマートキーと呼ばれるもので、自動車では既に広く普及しています。リモコン式のキーを持ったままドアに近づくだけで解錠されたり、離れるだけで施錠が行われる非常に利便性の高い種類です。家から出掛けるときや帰ってきたときにバッグから鍵を取り出す必要が無いのです。
最新式の鍵には、インターネットやスマートフォンを利用するスマートロックがあります。
これは、シリンダーにスマートロックを取り付けておけば、スマートフォンから指示を出すことで施錠や解錠を行えるというものです。また、このスマートロックの大きな特徴は住人ではない来客に対してキーを発行することが出来るという点にあります。例えば、外出しているときに突然実家の両親が訪れるということがあっても、このシステムを利用すれば両親が自分のスマートフォンを使って解錠し室内で帰りを待つということが出来るようになります。
また、扉を閉めると同時にオートロック機能が作動して施錠されるだけでなく、施錠されているかをスマートフォンで確認できるため、もし施錠されていなければその場で施錠の操作をすることで鍵の閉め忘れを無くすことが出来るのです。
最近の電子錠はセキュリティもバッチリなので安心です
電子錠やスマートキーなどの最新技術を使った種類の鍵では、便利ではあるけれどセキュリティ面で不安があると考える人もいるはずです。しかし、セキュリティ対策も万全に整えられています。
例えば、リモコン式のスマートキーでは一度の施錠操作で二つ以上の錠が連動して施錠されるシステムが搭載されていたり、解錠操作をしたあと一定の時間内にドアの開閉がなければ自動で再施錠するという機能があります。この機能を応用して、仮にシリンダーのピッキングによってひとつの錠が開けられても、一定時間内にもう一つの錠が解錠されない場合はピッキングされた方の錠が再び自動的に施錠されるため、防犯に役立ちます。 スマートロックではキーの発行履歴を管理でき、いつ誰が解錠の操作をしたかを記録することが出来ます。さらに、どんなときでもロックの状況を監視できるため安全性が高いと言えるのです。
住宅の鍵は大事な家族や財産を守るために不可欠な存在です。だからこそ、安心できるものを選ぶべきです。
最新式の鍵は種類が豊富で選択を迷ってしまいますが、どの種類でも防犯性と利便性の両方を高いレベルで実現しています。シリンダーを使わない種類のものはピッキングやサムターン回しといった犯罪被害に遭う可能性が低くなり、リモコン式のキーを使うスマートキーならバッグから出し入れすることなく利用できるうえ、ウォレットタイプなど様々な形状があるため好みに合わせて選ぶことも出来るのです。
ほかにも、パスワードを自由に設定できるテンキー式ならリモコンすら持ち歩く必要が無く、スマートロックならどんな時でもロック状況を手元のスマートフォンで確認できます。
自分や家族の生活スタイルに合わせて最適な種類を選べば、より快適で安全な生活が送れるようになるのです。