人目につきにくい勝手口こそ要注意!鍵交換で防犯性能アップ
アパートやマンションなどの集合住宅に比べ、戸建て住宅は駐車場に置かれている車の車種などから経済状況が推測しやすく、また侵入経路も多いことから不法侵入犯のターゲットにされやすいものです。ここでは、勝手口のセキュリティ強化策の一つである鍵交換についてご紹介いたします。
勝手口のセキュリティ性能の確認を
住居侵入犯の侵入経路は窓からが最も多いのですが、窓に次いで多いのが勝手口などの裏口になります。玄関と比べると、裏口の多くは人目のつきにくい環境にあります。そのため一旦敷地内に入ってしまえば壁や生垣などで遮られることから勝手口はとても狙われやすい箇所と言えます。
また勝手口の扉は玄関扉よりも華奢なものが使用されていることが多く、錠前もセキュリティ性が低いものの採用が多くなっています。以上のことから住居侵入犯がターゲットにしやすいポイントが揃っているのが勝手口だということを覚えておいてください。
早急に交換が必要な勝手口の鍵
古い家屋やトイレなどのドアで見かける、ドアノブ中央にあるボタンを押して施錠する、つまり円筒錠は早急に交換することをお勧めいたします。円筒錠はドアノブの回転を止めてラッチを動かなくすることで施錠する、とても簡素な錠前です。施錠時にデッドボルトと呼ばれる四角い金属部品がなく、ドア枠側にはまり込むのは三角状のラッチボルトだけですので、いとも簡単に不正解錠されてしまいます。さらにこのタイプの錠前の鍵穴はセキュリティ性能が低いことが多く、ピッキングでも数十秒で解錠されてしまう可能性があります。
勝手口の扉が円筒錠の場合には、ラッチと別にデッドボルトのある本締り錠に交換してください。もしくは別途補助錠の設置を強くお勧めいたします。勝手口の扉の素材や形状によっては本締り錠へ交換ができない場合もありますので、交換可能か否か不安な方はお気軽に弊社までご相談ください。
低コストで可能な勝手口のセキュリティ強化方法とは
最小限のコストで勝手口のセキュリティ強化を行うのであれば、外側から開錠出来なくするというのは選択肢の一つに挙げられます。室内側に閂(かんぬき)状のスライドロックなどを設置する方法で、コストは数百円になります。設置する扉と枠の素材によりますが、設置可能であれば音を立てずに侵入することを阻止できます。
あまり勝手口を使用しない、室内側から開けられなくても問題ないという方でしたら、玄関ドアに用いられる簡易補助錠の設置もお勧めです。ドア枠に固定して室外側から南京錠などで施錠するものでしたら1,000円程で購入できます。また採光用に一部がガラスになっている勝手口は音を立てずにガラス部分を壊され、1分ほどで侵入される可能性もあるのでとても危険な扉と言えます。扉も錠前も鍵のプロが最適な防犯対策を提案いたしますのでお気軽にご連絡ください。