ご自宅勝手口の防犯対策は万全ですか?チェックポイントをご紹介
一戸建て住宅に住居侵入犯が侵入する経路として多いのが勝手口になります。ここでは勝手口が狙われやすい理由、防犯性能チェックポイントと対策についてご紹介いたします。
住居侵入犯が勝手口を狙う理由
プロの住居侵入犯は、前の刑期が終わって5年以内に再び捕まると執行猶予がつかないケースが多いので、捕まることはどうしても避けたいのです。また侵入しても金目の物が見つからない場合もあるので、簡単に捕まっては割に合わないと考えます。そのため侵入先を選ぶ上で「人目につかない・入りやすい・逃げやすい」という条件を満たす住宅を探します。そのような意味からも、勝手口は建物の裏手にあり塀などで人目がつきにくという点で合致します。
まず、勝手口をしっかりと施錠しましょう。以外と勝手口を無施錠状態にしている住宅が多いので、施錠を習慣付けましょう。玄関鍵と比べると比較的簡素な鍵が取り付けられているケースが多く、簡単にピッキングされてしまうケースが多々あります。また、上部にガラスが嵌め込まれているタイプは「ガラス破り」の手口で音を立てることなく侵入されてしまいます。また、軽量アルミドアの勝手口は音はしますが、周囲の環境や場所によっては、バールなどで簡単にこじ開けられます。
セキュリティ性が低い勝手口の対策とは
これは勝手口ドアと錠前だけで判断できるものではありません。前述の通り、勝手口がどのような環境にあるかによっても大きく左右されます。人目につきにくい場所にあれば、侵入にかけられる時間が十分に取れるからです。周辺状況によってもとるべき対策は異なりますが、以下は純正鍵だけの勝手口に行う主な対策方法です。
主錠が円筒錠(ボタン式)の場合はこじ開けに強いデッドボルトが独立しているケース錠に交換する。
また、主錠から離れた箇所に補助錠を設置する。
こじ開け防止のためガードプレートを設置する。
そして、防犯センサーやセンサーライトなどの防犯グッズを設置する。
ホームセキュリティーを導入する。
このように対策の基本は主錠の性能を高め、補助錠を設置する「ダブルロック」です。さらに、人目につきにくいなどの周辺状況を考え、より一層の強化をお勧めいたします。
防犯フィルムでセキュリティ性能アップ
先にも述べましたが、一部ガラス張りの勝手口扉は簡単にガラス破りをされてしまいます。そのため補助錠は開けた穴から手が届かない箇所に取り付けますが、あらかじめガラスに穴を開けられないようにするのが防犯フィルムです。ホームセンターなどで防犯フィルムの購入は可能なのですが、その際にフィルムの厚みだけ気をつけてください。飛散防止用や強度の低い防犯フィルムは避け、厚みが0.35ミリ以上のものを購入するよう気をつけてください。またフィルムを貼り付けても、本来の強度が出るまでに1ヶ月ほどかかることも覚えておいてください。
勝手口のセキュリティ性能に不安がある方、お気軽にご相談ください。弊社の誇る防犯設備士がご自宅のセキュリティ性能を確認して、お客様のご要望にあった最良の方法をご提案いたします。