こんなにある鍵開けの犯罪手口
普段生活していて、空き巣に遭遇・・・なんてことは怖いですよね。意外にもカギに関する犯罪の発生件数は平成21年で170万件と多いです。
カギを開けたままゴミ捨てに行っている間に空き巣が入って・・・ということもあり、素人の空き巣だとそのまま強盗化し、重大な事件になりかねません。今まで自分は大丈夫だろうと思っていた方も気を引き締めてもう一度自分の身の回りの安全確認をしてみませんか?
鍵開けの犯罪手口の種類
①バンピング・・・バンピングとは最近発生した手口です。バンプキーという鍵山がたくさんあるカギでカギを開けるだけというとても手軽な手法なため、素人でもバンプキーさえあれば開けることが可能です。ピンシリンダーが解錠の対象で、それ以外のシリンダーは解錠できないことがほとんどです。
②サムターン回し・・・サムターン回しとは、ドアの内側にあるサムターン近くに大きめな穴を開けてそこからサムターンを回すことによってカギを開ける手法です。手首が入るほどの大きな穴が開いていたこともあったそうです。
③メルティング・・・メルティングとは鍵穴の中に部品を溶かす液剤を入れることによって開ける手法であり、外からの見た目がまったく変わらないため、解錠されたかどうかの判別がつきにくいことが特徴です。
④カム送り解錠・・・カム送り解錠とは、ドアから鍵穴が突出しているシリンダーが多く狙われているもので、様々な厚さのドアに対応するためにドアとシリンダーとの間に隙間ができやすく、その間に工具を入れることによって、こじ開けてしまう方法です。日本にはこのタイプのものが多いため、対策をまだしていないご家庭はなるべく早く対応することをおすすめいたします。
⑤ピッキング・・・ピッキングはこの犯罪手口の中で一番有名なのではないでしょうか。ピッキングとは、いわゆる「鍵屋」でもカギを開けるときに使う手法です。開け方はピッキングツールといういくつかの工具を使います。一時期、この犯罪手口によってたくさん被害が出ましたが、今は対策されたところが多く、少なくなってきています。
⑥こじ開け・・・こじ開けとは、バールや金属棒を使って無理矢理ドアを破壊して開ける手法です。かなり無理矢理開けるので、屈強そうな人しかできないイメージですが、てこの原理を使うため特に力のない人でも簡単に開けることができます。
⑦無施錠・・・無施錠とは、カギを開けたままどこかに行っている間に空き巣に入られてしまうことです。意外にもこの無施錠での犯罪件数が一番多いのです。カギのかけ忘れや、ゴミ捨てなどのときにカギをかけずに外に出てしまい、その間に空き巣に入られてしまうことがあるそうです。そのため、防犯用のカギをつけたり、補助錠をドアにつけたりなど様々な対策が出来ますが、その前に一度、ちょっとしたことでもカギをかけるなどこまめに気をつけることによって防げることもあります。空き巣に入られないようにこまめにカギをかけて、心休まる生活を送りましょう!