ドアの開閉トラブルの際にみるストライクとトロヨケ
ストライクとトロヨケをご存知でしょうか?ストライク(ラッチ受け)とはドア枠側に付いている金具で、ドアを締めた時にドアノブから伸びている三角状のラッチボルトがはまる部分のことです。トロヨケとはこのストライクの裏にある箱状の金属部品で、ドア枠裏のモルタル(コンクリート)の流れ込み防止及び目隠しのために設置します。ストライクとトロヨケの不具合はドア開閉トラブルの原因となることが多いため、ストライクとトロヨケの調整方法などをまとめています。
ストライク・トロヨケの種類と取付方法
ストライク・トロヨケはドア枠にネジ止めしてありますが、トロヨケとストライクを個別に止めてあるものと一緒に止めるものがあります。後者はストライクのネジを緩めた時、ドア枠の中にトロヨケが落下してしまうことがあるため注意が必要です。もしトロヨケを枠内に落としてしまった場合取り出すことは構造的にほぼ不可能で、代替品の入手が必要になるため作業前に必ず確認してください。またストライク(受け金具)内のビスを回す事で左右に調整出来る「調整ストライク」というタイプも有ります。
ストライク・トロヨケを起因とするドア開閉トラブル
正常なドアはカチャっと小さな音がして完全に閉まりますが、室内側からノブに触れずに押すだけで扉が開いてしまう場合があります。一見閉まっているようなこの状態は、ラッチボルトが完全にストライクにはまっていない時に起こります。ドアを開けた状態でハンドルを離しラッチが完全に出っ張らない場合は、ラッチに原因があるためラッチの交換・修理を行いますが、ラッチに問題がなければストライクの調整で解決します。この状態はストライク位置が遠いことが原因ですから、ストライクの取り付けネジを緩めて少し扉側に引き出します。「調整ストライク」の場合は調整ネジを右に回すとストライクが左に、ネジを左に回すと右に移動するので適切な位置を探してください。また逆にストライクの位置が近過ぎてラッチがストライクの中でガタつくケースもあります。その場合はストライク位置を離してラッチの遊びを減らせばガタツキは防げます。このようにストライクとトロヨケの調整は比較的簡単に行うことが出来る作業ですが、ご自身で行う自信がない場合には業者に依頼して行います。一般的に住宅の工事は建具店やアルミサッシ屋さんへの依頼を考えると思いますが、修理までに待たされる事が多いですし費用も高額になります。しかし鍵と住宅のプロである弊社なら、365日年中無休で最も近い場所に待機している作業担当者が伺うため待ち時間も数十分程度です。工賃も安く済むことが多いのでドア開閉トラブルのご相談は弊社フリーダイヤルまでお気軽にご連絡ください。