折れ戸とは扉が二枚以上に折れて開閉するタイプのドア扉の総称で、構造的には屏風の様なものをイメージしてもらうと話が早いかと思います。あまり一般的なイメージがないためすぐには思い出せないかもしれませんが、様々なタイプが有り意外に生活の端々で利用されているものです。このページでは折れ戸の仕組みや使用例、折れ戸用の鍵である折れ戸錠などについてまとめていきます。折れ戸の鍵交換や折戸用ロックの取り付けはプロの鍵屋にお任せください！

クローゼットや間仕切り戸に多い折れ戸

言われれば「あー、アレね…」と思い出される方が多いと思いますが、壁面に設置されたクローゼットなどでよく見かける、レール上をスライドして開閉する扉が折れ戸です。折れ戸は開口部が広く洋服などの収納物が一目瞭然になりますので、引戸や観音開きの扉自体を折れ戸へ交換してしまうこともお勧めできます。一般的に錠前が付いている折れ戸は少ないため、ペットやお子様のいたずら防止に鍵を設置したいといったケースで使用するのが鎌錠タイプの折れ戸錠です。錠前が折戸に干渉して折りたためなくなるのを避けるため、扉に対し彫り込みを行い扉の中に錠前を仕込む形になりますが、より防犯性の高いシリンダー錠タイプへの交換も可能です。また和室や洋室の間仕切りに使用されることが多い間仕切り戸も折れ戸の一種です。アコーディオンカーテンなども同じような用途で使用されますが、開口部の大きな開放的な雰囲気で部屋が広く見えるといった利点はそのままに、しっかりとした扉であることから錠前の設置が可能になります。木製の折れ戸は高級感もありデザイン的にすっきりとしたところも大きな長所です。折れ戸に対しては簡素な錠前を取り付けることが多いと思いますが、変わったところでおすすめできるのが、施錠時に鍵が抜けて解錠時には「鍵が刺さったままツマミの機能を持つ」折れ戸錠です。

中折れドア

中折れドアは扉を折り込んで開閉時のスペースを狭くしたドアです。狭い廊下や周囲にトイレや部屋など複数のドアを設置せざるを得ないような状況でも、それぞれのドア扉が干渉してぶつかる様な事が起こりません。また狭い通路に面した出入り口・玄関などにも最適です。このように各種折れ戸へ交換することで居住性や利便性が高まる部分はご家庭や会社などでも多いかと思います。取手がある観音開きの扉などは応急処置的に南京錠でロックしてしまうという手もありますが、扉やハンドルなどにキズが付いてしまうためあまりオススメできません。どのような場所でもご希望内容に沿うようにご提案いたしますので、折れ戸の鍵交換や折戸用鍵の取り付けは鍵と住宅のプロにお気軽にご相談ください。