ご自宅玄関ドアにドアチェーンやドアガード（U字ロック）を取り付けられていますでしょうか？セールスマンや新聞勧誘員・ストーカーといった、望まぬ来訪者への防犯対策として必要不可欠なドアチェーンですが、その選択と利用法を誤ると思いもよらぬトラブルに繋がります。このページではドアチェーンの種類や取り付け価格、使用上の注意点などをお伝えしていきます。

ドアチェーンの種類や取付け価格

ドアチェーンの種類としてはチェーンタイプ以外にも、より堅牢で防犯性の高いバータイプのドアガードがあります。素材としては鉄で出来たものよりは、サビなどの耐食性に優れ経年劣化や強度の高いステンレス製の部品を選ぶことをお勧めします。現在付いている物を新品に交換したいといった場合は、メーカーから直接取り寄せることになるケースも有りますが、一般的な物であればホームセンター等で2,000円～8,000円程度で入手可能ですし、インターネットの通信販売であれば1,000円台で入手可能なドアチェーンも多数あります。RYOBI (リョービ)、PLUSといった著名なメーカー以外にも多数のメーカーから様々なドアチェーンが発売されており価格・種類ともに選択肢は豊富です。

過信は禁物なドアチェーン

夏場など部屋に風を通すためドアチェーンを掛けてドアを半開きにされる方は多いかと思いますが、ドアチェーンは鍵ではありませんので防犯性についての過信は禁物です。その状態で寝入ってしまうなどは危険極まりないため、あくまでもセールスマン対策としての機能しかないと考えてください。ドアチェーンはその気になれば輪ゴム一本で簡単に室外側から外すことが可能ですし、バータイプのドアガードも紐や厚紙などを使用して瞬時に解除出来てしまうからです。また取り付け時の注意点として、チェーンが長すぎる場合は室外からでもチェーンを外すことが出来てしまいます。このためDIYされる場合にはドア側のチェーンを受けるパーツの取り付け位置に特に留意が必要になります。

地震に弱いドアガードをドアチェーンに交換する

逆にドアガードは地震が起こった時などに、建具のズレが発生し開けられなくなる危険性をはらみます。これは万が一の時に致命的なことになりかねませんので、クリアランスを広くとって歪が起こっても確実に解除できる「耐震型」を選択しましょう。また現在のドアガードに不安がある場合には「耐震型」へ変更する、チェーンタイプに変更するといった交換作業も必要かもしれません。ドアチェーンの取り付けは鍵と住宅のプロにお任せください。