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紛失した鍵を鍵穴から複製するプロのテクニック

鍵を紛失されてスペアキーがない場合でも、プロの鍵屋であればその場で鍵穴からスペアキーを複製することが可能です。もちろんカギ番号が判ればメーカーから取り寄せ可能ですが、当然すぐに入手することは出来ません。そもそも「今まさに部屋に入れず困っている・・・」といった状況がほとんどですし、大抵の場合は、取り合えず鍵が開いても明日の朝鍵を掛けて出かけられなくて困る、というのが現実的な問題点になります。このページでは「紛失した鍵を鍵穴から複製するプロのテクニック」と題し、実際の鍵作成テクニックや、鍵を紛失されてスペアキーがない場合の対処方法をご紹介します。

鍵紛失時に鍵を複製する方法

鍵穴から鍵を複製する方法は主に以下の三通りとなります。

1)ファイバースコープで鍵穴を覗くと、その鍵固有の番号を読み取ることが出来ます。その番号を元に、その場でブランクキーを削りスペアキーを複製します。ただし自動車のキーは構造的に見え辛い物が多く、あまりこの手法は向きません。

2)ピッキングなどで取り敢えず扉を開けて、シリンダーを取り外して分解します。この時点でお客様は室内に入ることが出来ます。シリンダー内にあるピンとタンブラーと呼ばれる部品の位置関係や段差を見て、鍵穴に合致するようにスペアキーを削り出します。

3)鍵穴にブランクキーを差し込むと、内部部品と干渉する部分に小さなキズが付きます。このキズの具合を見ながらブランクキーを削って紛失カギを複製します。

これらはもちろん、どれもプロでなければ出来ない技ですが、簡単なものであれば10分程度で作成可能です。しかし防犯性能が高く複製の難易度が高い錠前の場合は、作成に時間がかかり工賃が跳ね上がるため、お客様のご予算や時間的な猶予にあわせて手段を選びます。また鍵穴のコンディションが悪く、そのまま作成してもあまり精度の高い鍵が作成できないというケースも多くあります。

鍵穴の状態が悪いケース

鍵屋に依頼する前に、お客様がご自身で無理をして鍵穴を傷つけているケースや、スムーズに動かない鍵を力任せに施錠・開錠していた場合にも、作成した鍵の状態が悪く使用し辛いものになりがちです。これは複製する鍵は元以上にならないために起こることで、街の鍵屋さんでスペアキーを作成する場合、マスターキーから作ることを推奨されるのと同じ理由です。

鍵を紛失した時に、複製以外で解決する方法

取り敢えず鍵を開けたら、シリンダーを取り外してシリンダーごと新しい部品に交換します。これはスペアキーが3~5本程度付属することや、より防犯性の高い鍵に変更したいといったご希望が多いことによります。所要時間もそれほどかからず費用的にも安くつくことが多く、賃貸物件などで「勝手にシリンダーを交換出来ない」といった制限がない場合にはお勧めできる方法です。もちろん取り敢えず交換し事後に元のシリンダーに戻すことも可能です。どのようなケースでも、鍵と住宅のプロがその場でご希望を伺いながら適切な処置を行います。365日年中無休ですぐに駆けつけますので、鍵紛失時には弊社フリーダイヤルまでお気軽にご連絡ください。

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