不正開錠しにくいバイクの補助錠まとめ
バイク乗りにとって愛車の盗難ほど恐ろしいものはありません。減少傾向にあったバイク窃盗事件ですが、ここのところ横ばい状態となっています。出来心やちょっとしたいたずらで持ち去る少年から組織化された窃盗団まで、バイクを持ち去ろうとする不届きな輩が虎視眈々と愛車を狙っています。持ち主がバイクから離れているときは、常に危険に晒されていると行っても過言ではありません。このページでは、加害者のレベルに応じた選ぶべき補助錠をまとめていますので、大切なバイクを盗難から守る参考にしてください。
盗難保険をかけていても必要なバイクの補助錠
2012年にはHONDACBX400Fが、あまりにも盗難が多いという理由で保険の引受を停止されていますが、バイクの盗難保険料は盗難発生率が高いだけにかなり高額なものです。また盗難時に契約の要件を満たしていない場合は、保険金が払い戻されないケースも有りますので、保険をかけているからといって安心はできません。具体的には、キーを抜いていること、ハンドルロックを行っていること、盗難防止装置を設置していることなど、ユーザーがしっかりと盗難対策を行っている必要があります。
不正開錠が難しいバイク用補助錠キタコロック
キタコロックといえば「ウルトラロボットアームロック」で有名なバイク用補助錠メーカーですが、下は3万円程度から40万円を超える最上位HDR-HXTまでラインナップされています。このHDR-HXTはテレビ番組「ほこ×たて」でタグチ工業社のガジラカッターと対戦したことで有名なモデルです。プロの窃盗団もロック破断時には油圧カッターを使用しますが、ガジラカッターはビルなどを壊すための完全なる重機です。先端の刃先部分だけで1,000万円もするという代物ですから、流石にここまでのものが窃盗団に使用される事はありません。錠前部分には破錠に強いことで定評のある、フィンランドの老舗錠前メーカーABLOY社のシリンダー錠を使用し、盤石のバイク用補助錠といえます。
不正開錠が難しいバイク用ディスクロックLoop-d2
Loop-d2はキタコロックの開発者が製造販売するバイク用ディスクロックです。Loop-d2のユニークなポイントは、ディスクロック・チェーンロック・ホイールロックを同時に行うため、全て解除しないことにはバイクを持ち去れない点にあります。もちろんシリンダー錠部分にはABLOY社製パーツを使用しバンピング・ピッキングはもちろん、工具を用いた破錠に対しても非常に強いものとなっています。実売価格は3万円台からあり、重さの異なるガレージ用と外出用のシリーズが用意されています。とはいえ、窃盗団が長時間作業を行える場合など、バイクを駐車している場所によって、複数の対策が必要になる場合もあります。バイク用補助錠の不正開錠対策をお考えであれば、鍵のプロフェッショナルまでお気軽にご相談ください。