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鍵を壊して開錠するテクニック。様々な破錠方法について

プロの鍵屋の手にかかれば開かない鍵はない・・・のですが、近年防犯対策が進み、ピッキング対策がとられた攻撃耐性能の高い錠前が住宅に普及しています。高性能な鍵は住居侵入窃盗犯に対して強い効果を持つわけですが、同時にプロである我々にとっても、開錠が厄介な鍵が多くなったというのが正直なところです。プロである以上、持てるテクニックを駆使しキレイに開けたいのはやまやまですが、作業時間が長くなればお客様にご請求する金額もかさんでしまいます。このような背景から、鍵を壊す「破錠」によって開錠することも、現実的な選択肢として増えてきています。このページでは鍵を壊して開錠するテクニック「破錠」の数々をご紹介します。

鍵を破錠で開錠する方法:ドリルでシリンダーを破壊

ピンシリンダーを破綻で開錠する方法としては、細めのドリルでシリンダー内の上ピンを壊す方法があります。シリンダー錠には、内筒と外筒という2つのシリンダーが内蔵されており、その両者をまたぐ形でピンによってロックされています。この内筒と外筒の境目であるシアラインに沿ってドリルを挿し込み、障害物となっているピンを破壊します。この方法でうまく開錠出来ないシリンダーは、太めのドリルで根こそぎピンを壊してしまう場合もあります。作業時間としては概ね10~30分程度です。

鍵を破錠で開錠する方法:ホールソーでシリンダー破壊

ホールソー(歯が円形の電動ノコギリ)で円形に穴を開けてシリンダーを破壊します。この方法のメリットとしては、シリンダー内は壊れないため、部品交換でそのまま元のキーが使用できるようになります。ただしホールソーは使用時にかなり大きな音を出しますので、早朝深夜に行う場合は近隣への配慮が必要です。

鍵を破錠で開錠する方法:シリンダー外し

シリンダーがドアから出っ張っているタイプの錠前は、スパナなどの工具でシリンダーをもぎ取るという破錠方法があります。かなり強引な方法ですが、シリンダーを取り外して開いた穴に指を挿し込んで直接デッドボルトを解除します。

鍵を破錠で開錠する方法:デッドボルト切断

ドア扉の隙間からカネノコを挿し込み、デッドボルトを直接切断する方法です。ケースとしてはトイレやお風呂場のドアに対して行なうことが多いものです。

鍵を破錠で開錠する方法:溶解破錠

少し特殊な方法になりますが、鍵穴に吸収性ポリマーを入れたうえで濃塩酸と濃硝酸の混合物を流し込み、シリンダー内を溶かしてしまうという破錠方法です。メルティング・KGB破錠とも呼ばれ、作業時に全く音がせず破錠後も外観が変わりません。またシリンダーの溶解を待つあいだその場にいなくて良いため、窃盗犯が行なうこともある破錠方法です。このように、鍵には様々な開錠方法がありますので、鍵が開かなくなった時は迷わずプロの鍵屋にお任せください。最も早く低コストな方法をご提案いたしますので、お気軽に弊社フリーダイヤルまでお電話ください。

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