スマートフォンの普及とともに一般的になってきたBluetooth（ブルートゥース）。このBluetoothが、誰もが一度は経験のある部屋のなかでの鍵の置き忘れを簡単に防止してくれるのです。Bluetoothはパソコンや携帯電話、周辺機器などをケーブルを使わずにワイヤレスで接続し、機器間で音声やデータをやり取りすることができます。従来からテレビのリモコンなどで用いられてきた赤外線通信（IrDA）と大きく異なるところは、通信可能距離が長く壁などの障害物があっても通信できる点です。また消費電力が低いのも特徴です。ここでは、このようなメリットを活かしたBluetoothタイプの「鍵紛失防止アイテム」をご紹介いたします。

スマートフォン操作による鍵紛失・置き忘れ防止タグ

近年スマートフォンが広く普及したことで、Bluetooth防止タグの多くが開発されました。仕組みとしてはスマートフォンとキーホルダータイプの紛失防止タグをBluetoothでペアリング（無線接続）し、日常的に持ち歩いていることの多いスマホが紛失防止タグのコントローラーとなるのです。種類によって若干異なりますが最初の使用手順としては、１）スマホのBluetoothをオンにする。２）鍵紛失防止タグの専用アプリをダウンロード。３）タグ本体の電源をオンにした状態で、アプリからタグを検索してペアリングする。このような流れになります。どのタイプも、鍵の紛失時にスマホから紛失防止タグを鳴らしたり、ライトの点滅、一定の距離以上タグから離れるとスマホ側のアラームが鳴るなどの機能が搭載されています。

Bluetoothタイプの鍵紛失タグの紹介

様々なメーカーから発売されているBluetooth4.0対応の鍵紛失防止タグ。その中から気軽にご利用いただけるものをご紹介いたします。まず、ラトックシステムの「REX-SEEK2」は直径3×厚さ1cm、重さ8gで、実売価格が約3,000円です。ボタン電池CR2032一個で6ヶ月程度連続稼働します。次にIndyGoの「FIND」はスマホと鍵の距離が一定の距離以上に離れてしまいますとアラーム音でお知らせしてくれます。鍵を持ってスマホから離れても同様にアラームで教えてくれるのでスモホの置き忘れ防止にも役立ちます。38.6mm（高さ）×38.6mm（横）×6.4mm（縦）、重さ8gで、実売価格が2,000円台です。色は黒・青・赤・黄の４色で、コイン型電池CR1632一個で約6ヶ月稼働可能です。その他にも「Tile」やLogitecのLBT-MPVRU、「13C」など、デザイン性の高い商品も充実しています。比較的手に入りやすい価格ですので、ぜひ一度お試しください。鍵と住宅でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。