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いざというときに知っておきたいダイヤル式金庫の構造・仕組み

暗証番号が分からないダイヤル錠の開錠方法

いざというときに知っておきたいダイヤル式金庫の構造・仕組み

ダイヤル錠を採用している錠前は数多くあります。南京錠・金庫鍵・スーツケース・ポストの回転式ダイヤル錠が挙げられます。万が一暗証番号が判らなくなってしまった場合には、プロの鍵屋にご依頼ください。ここでは、ダイヤル錠のメリットや種類、暗証番号が分からなくなってしまった際の開錠方法をご紹介いたします。

暗証番号式ダイヤル錠の特徴と弱点

ダイヤル錠はダイヤルの操作で施・開錠をするので鍵は不要です。そのため鍵の紛失と言ったトラブルとは無縁ですし、施・開錠を行う方が複数いる場合でも、スペアキーを用意する必要がないことが最大の特徴と言えます。さらに、電源なども不要ですので、鍵やスペアーキー、電池交換と言った管理コスト削減が可能です。弱点としては、時間をかけてダイヤルを回し暗証番号を探れば必ず開錠出来てしまう点です。そのため、人目の付きにくい遠隔地の倉庫や、塀などに囲まれたドア鍵など、不正開錠作業に長時間かけられる場所への設置はあまり望ましくありません。

ダイヤル式回転錠の開錠方法

南京錠やスーツケース・ポストに使用されているダイヤル式回転錠は、総当たりによる開錠方法が有効です。南京錠に関しては、ダイヤルの一番下から順に操作します。操作のコツは、ダイヤルの正しい番号には切り欠きがあるので、ツル(U字型の金属部分)を軽く引き上げた状態で番号を変えてください。一つだけツルが上に上がる番号があります。この手順で順次上方向に番号合わせすることで開錠出来ます。高セキュリティのものやスーツケースなどのダイヤル錠にはこの方法で開かないケースもあります。そのような場合には根気よく総当たりを行ってください。ダイヤル3つのものだと最大で1,000通り、4つだと10,000通りほどですので、数十分から数時間で開錠できるでしょう。またポストは少々面倒ですが、まず時計回りに数回回して初期状態にします。次に1番目として決めた番号で止め、2番目の番号は反時計回りに回して止めます。この手順を繰り返してダイヤル番号を合わせます。こちらも最大100回で開錠できるので、手順に気をつければ比較的簡単です。作業中に指先を痛めてしまうことを想定し、薄手の皮手袋をして作業をしてください。

ダイヤル式金庫の暗証番号が判らない場合

金庫のダイヤル錠の開錠方法も上記の「ポストの開錠方法」と同じ手法で開けられるのですが、金庫の場合には桁数が4桁以上と増えるため、ご自身での開錠は事実上不可能です。金庫の暗証番号が判らない場合には早急にプロの鍵屋にご相談ください。プロの鍵屋の開錠方法は、ダイヤル操作時の音の違いを聞き分けて作業をします。ただし、高セキュリティのもので聞き分けが困難な金庫の場合は、「オートダイヤラー」と言う特殊な機械を用いて総当たりを行います。この方法はかなりの時間とコストを費やすため、高価な金庫でない限りあまりお勧めできまん。実際、ダイヤル部分を工具で破壊する、破綻という方法を希望される方が多いのです。開錠時間や、開錠後に新しい部品と交換する時間があまりかからないので、全体的な時間・工賃が大幅にカットできます。金庫の暗証番号が判らなくてお困りでしたら、鍵屋までご連絡ください。

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